今回は私のシミについてのお話をひとつ。
私は中学3年くらいになると、いつのまにか濃い肝斑が左右の頬に出ていました。
田舎の中学生なので化粧もしないし、すっぴんでいるわけです。
すると初対面の子や久々に会う友達に、「どうしたの?それ」と指摘されるくらいにはひどいシミでした。
(子どもは容赦ないです)
どうしてシミができた?
その年齢でシミができた原因は今もよくわかりません。
年齢的なホルモン変化のせいかもしれないし、病気で強い薬を使っていたせいかもしれません。
以降頬の濃いシミは、長いこと私のコンプレックスのひとつとなったのでした。
思春期は絶不調時代
今思えば、思春期の頃の私は体調がめちゃくちゃ悪かったです。
15歳でひどい花粉症が始まり、すぐ重度の喘息に発展しました。
一度アレルゲン検査を受けたところ、樹木から草から、日本にある花粉という花粉ほぼすべてにアレルギー反応が出たことをおぼえてます。
(さいわい動物やホコリなどにはマイナス反応でしたが。)
なので一年中気道が過敏になっており、気温や湿度の変化、早歩きていどの少しの刺激でも、すぐ大発作につながっていました。
生理不順もひどく、しょっちゅう貧血を起こしてましたね。
高校の頃は生理痛と貧血がひどすぎて、電車内で気を失ったことも。
成人してから婦人科で検査したらかなり大きい子宮筋腫がみつかったので、それによる過多出血だったんでしょう。
(ちなみに筋腫はいまも未摘出のままです。)
田舎の少女には婦人科は敷居が高く、ずっとひとり悩んでいたのですが、今ぐらいネットが発達してれば情報収集してもっとはやく診てもらえたのになあと思ったりします。
その激重の生理は、後年低用量ピルを使うことでなんとか飼いならしました。
同時に子宮筋腫もそのピルのおかげで悪化しませんでした。
シミは隠せることを知る
体調不良はあいかわらずでしたが、大学に入ってからヘタクソながらもお化粧に挑戦。
その過程で、ファンデーションやコンシーラーというものでシミが隠せることもわかりました。
とくにコンシーラーとの出会いはインパクトが強くて、私のベースメイクはコンシーラー90%ファンデ10%くらいの割合。
コンシーラーがあればファンデいらないくらいに思ってました。
ファンデーションの密着感が苦手だったので、部分使いですむコンシーラーのほうが好きだったのかもしれません。
まあそれが幸いしたのかなんなのか。
友達と旅行に行くと「ナチュラルメイクうまいね」という、ほめられてるんだかけなされてるんだかなお言葉をもらうようになりました。
本当はすっぴんひどかったんだねってことですかね、それ。
シミを隠せるようになって、すこしだけ気持ちは楽になりました。
でもやっぱり、隠すだけじゃいやだったのです。
できればなくしたいですよね、こんな大きなシミ。
シミ用のスキンケアを知る
大学を出てしばらくした頃からネット通販をするようになりました。
デパートやドラッグストアで扱ってないような、少々マニアックなスキンケア製品もこの世にはあることがそのうちわかり、あちこちのメーカーのサンプルを転々としました。
主に美白とかシミ対策系のものです。
どうやらイオン導入とかいうハイテク?スキンケアが、シミにいいという情報を入手。
しかも機械を買えば病院へ行かずに自分でできるらしい。
安くはないけど買えないほどではなさそうです。
(構造自体はシンプルなので、比較的安めな機械もあります。)
イオン導入用のドクターズコスメってのもあるらしいとか。
ビタミンCをイオン導入するとシミが薄くなるんだとか。
etc.etc…
とりあえず少ないお金でコツコツ始めてみることにしました。
まああのころは今からくらべると、まだずいぶん時間の余裕があったのですよね。
あるスキンケアメーカーとの出会い
すでに女性誌なんてほとんど買わなくなっていた自分にとって、情報源はほぼネットのみ。
私が気に入って読み始める雑誌は、なぜかみんなすぐ休・廃刊していくんです。
当時はまだツイッターもなく、ネット口コミ情報といえば2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる?)の時代。
ROM専門で書き込みはしていませんでしたが、そこでトゥヴェールというビタミンC誘導体の純粋粉末を販売してくれる会社を知りました。
スキンケアのお勉強
トゥヴェールには手作り化粧品のスピンオフサイトまでありました。
その中では自社製品の売り込み一切なしで、いろいろ勉強になりましたね。
今はもうないのかな……と思ったらまだ存在してました!
若干レイアウトが崩れるけど残ってるだけですごい。
こちらのメーカーはほんとに良い製品を扱ってくれててありがたかったです。
結局いまだにスキンケアのメインはここでお世話になってます。
最近は品数が増えすぎて選びきれないので、最低限必要なものを買うていどですが。
そこでビタミンC誘導体の粉末を買って、自分で水にとかしてイオン導入してました。
イオン導入機が調子おかしくなるくらいまでやってたから、かなり長いこと継続してたんじゃないかと思います。
すぐ劇的にシミが薄くなることはありませんでしたが、これくらいしか頼れるものがなかったし、時間があったこともあって、当初は毎日~数日おきくらいのペースで熱心にイオン導入。
その後はルーティン化して、ペースダウンしながらもなんだかんだとだらだら続けてたかもしれません。
始めてだいたい半年くらいたった頃でしょうか、ふと気づきました。
あれ?頬のシミ……
いつのまにか薄くなってない?
正直効果にはそれほど期待してなかったのもあって、気付いたときはおどろきました。
シミって本当に薄くなる
母にも「シミが目立たなくなってる」と言われたから、勘違いじゃないと思います。
自宅ではもちろんすっぴんで生活してます。
頬にじわっとひろがってた、あの茶色いような、灰色っぽいような、ぺったり平面的なひろがり。
それが色もあいまいになり、だいぶ気にならない状態までになっていました。
そのかわりといってはなんですが、逆にホクロがめだつようになったかもしれません。
シミの中に点在していたホクロはまったく薄くならなかったので。
でもこれってもしかしたら、ビタミンCのイオン導入を続けていないと、また戻ってしまうのかもしれませんね。
シミが薄くなった!と気づいてからは導入機を使う頻度がめっきり落ちたのですが、そうしたらまたなんだかじわじわ復活活してきたような気も、しなくはないです。
とはいえ、今はシミだけでなくシワやタルミも気になるお年頃。
ビタミンCはそっちにもいいらしいし、やっぱりまたぼちぼち使い始めましょうかね。
自身の肌スペック
現在の肌タイプは普通です。
肌色は昔からイエローベースで、どちらかというと浅黒系でした。
日焼けしても赤くならずすぐ黒くなります。
お高い化粧品はほとんど使ったことないし、お手入れもごくごくシンプルですが、肌のコンディションはそこそこ安定してる感じ。
(もちろん年齢相応の加齢はあります。)
自身のスキンケア
これまでの変遷は、
ドラッグストア系(ビオレなど)で適当(中学)→パパウォッシュ(高校)→ファンケル+DHC(大学)→トゥヴェール(社会人)→トゥヴェール+マナラ+ちふれ(今)
現在のスキンケアは、洗顔がほぼぬるま湯のみで、時々少量のせっけん。
(あとはたまにマナラの洗顔ジェル。)
化粧水は使わず、すぐワセリンかビタミンEオイルを少量塗ってます。
スペシャルケアでトゥヴェールのジェルを使ったりもしますが、スキンケアはずぼらレベルのシンプルさに落ち着きました。
そういえば、いっさいお化粧せずスキンケアも水洗顔のみだった祖母は、90歳すぎてもシミシワが少なくて色白の美肌でした。
なので本当は、あまり手をかけすぎないほうが美肌への近道なのかなーと思ったりも…。
あれ?
なんだかさっきと結論が逆?
おまけ:ピルのはなし
10~20代の頃は超オイリー、しかもニキビでお肌ボロボロでした。
ホルモンバランスがおかしかったせいもあるらしく、ピルを始めて生理痛が落ち着いたら、おまけで肌もマシになった感じです。
生理痛や生理不順は、若くてもがまんしないほうがいいし、軽く見ないほうがいいです。
私のように筋腫や内膜症が隠れていることがあるので、下手をすると不妊症などにつながり取り返しがつかなくなります。
私はずっと生理不順を放置していたため、検査で、脳から排卵を促す信号が出なくなっているといわれました。
その症状はピルで治るといわれましたが、妊娠の予定もなく再検査はしなかったため、本当に治ったかはわかりません。
当時はピルの情報も少なく、私も多少抵抗はありましたが、ピルを始めたおかげで生理痛はうそのように消えさりました。
若い人であれば、ピルは全然怖くないお薬です。
日本ではピルをやたら危険視したりふしだら扱いするし、悪意を感じるほど価格設定も高いので、もっと若い世代が気軽に選択できる環境になってほしいと切に願います。
私がいま生理痛に苦しむ高校生であれば、迷わず飲んでいるでしょうね。
あんな痛みをじっと耐えるなんて、本当に人生のムダですもの。
ピルは第一世代から第四世代までひととおり試しましたが、私には第一世代のオーソが一番合ってました。
(現在オーソは販売終了)
現在は年齢もあがったので(海外だと35歳以上は非推奨)ピルは飲んでいませんが、そうすると子宮筋腫の悪化をしっかり止められないのが悩ましいところです。
ミニピルであれば血栓症リスクが少ないので多少年齢が高くても使えるみたいですけども……
今は病院で出してもらえるのかな??
日本ももっと選択肢が増えくれるといいんですけどね。
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